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ハウルの動く城 Il Castello errante di Howl – A multisensory Experience –
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Team balanco|イタリアに似合いすぎる家具

 ミラノの一大イベント「ミラノサローネ国際家具見本市」の季節がやってきた。ミラノの隣町Rho(ロー)市にあるフィエラ会場にて行われる、世界最大級のインテリア&家具展示会だ。そしてその開催に並行して、例年ミラノ市内では「フォーリサローネ」(「見本市の外で」といったニュアンス)が行われる。企業や個々人のアーティストが市内のあちこちに散らばって一斉に開催する展示会を総称したもので、各会場の工夫を凝らしたインスタレーションは大変興味深い。フォーリサローネは今やミラノ市全体のお祭りと化し、その規模は年々拡大していっている。

 「Fuori Salone 2019」(4月8日~14日)に、はるばる日本から参入する岐阜市出身の「Team balanco」に、スポットを当ててみよう。「Team balanco」は日本の造園家、建築家、家具製作所からなる集団であり、今回は「これまでの家具概念を覆す作品」を二つ発表する。まずは「intree table」という不思議な形の室外用テーブルだ。そのコンセプトは「森にいるような感覚」。室外テーブルとはいえ、周囲の人々からのプライバシーもばっちり確保される作りになっていて、オープンカフェなどにもぴったり!なんだとか…。一体どんなテーブル?

 そしてもう一つは「balanco table」。テーブルと椅子が一体となり、なんと大空間に吊られて大きくスイングするという。この前代未聞の大テーブルのコンセプトは「クロスオーバーするもの」(建築と庭と家具の間を揺れ動く)。会議室や食卓でスイングすることでみんなが一つになれる!んだとか…。実に興味深い。

 これら二つの奇想天外な作品のイメージを、まずはFB「Team balanco」とHP「balanco.strikingly.com」にて捉えていただきたい。建築と家具の中間という位置づけで、制作チームはこれらを「furnitecture」という言葉で呼ぶ。そして、これまで既に名古屋大学などに試験的に設置してきたが、今回のフォーリサローネでは市販のための展示に挑むのである。制作チームは「この二つほどイタリアが似合う家具は他にない」と豪語するが、さてイタリア人の反応は如何なものか? 

 「Team balanco」の展示はイゾラ地区のギャラリー「Fonderia Napoleonica Eugenia」とブレラ地区サンマルコ広場の2カ所にて行われる。イゾラ会場では、「Team balanco」メンバーの一人であるEnzo氏(造園家)と長年コラボしてきたイタリア人アーティスト達によるアートワークも、同時に展示される。二つの“イタリアに似合いすぎる”作品と合わせて総合的に鑑賞してみたい。

(Ciao Journal n.18 「イタリアの街角」より)
photo : ©️ tololo studio

 

“Team Balanco”
consist from – landscape architect, architect, craftsman – to create a crossover between them.

「家具、建築、造園」といった既成の枠組みを超えたアイデアを素早く実空間として立ち上げるためのチームです

HP : balanco.strikingly.com

FB :「Team balanco