●イタリア、5月3日まで閉鎖続行。
●開放後の活動開始は徐々に。ただし1メートルの対人距離は保ったままでいること。
●感染力(R0)が0.7~0.5に下がるまで厳戒態勢を維持。
※R0= 基本再生産数。1人の感染症患者が何人に感染させるかを表す数
4月1日の生中継放送で、コンテ首相は次のように発表した。「厳戒態勢の第2段階に入るための計画を立てているところです。ルールを少し和らげつつも、コロナ対策を続けながら生活するためです」。
「第2段階」は、イースター休み(4月12,13日)明けに発令され、いくつかの企業の活動開始許可が含まれている。
●食品・薬品関係の生産企業は活動。
●他の分野に関しては5月から徐々に再開許可を出す。
●「1メートルの対人距離を保ち、できる限りマスクをつけて外出する」ルールは、引き続き全ての人に義務付けられる。
●会社、レストラン、バール、店舗などの開業の際は、必ず新しい義務に従うこと。

「第2段階」は5月3日まで
現在発令中の首相令は4月13日までとなっている。その日から2週間の間にROが0.7~0.5まで下がり(現在は1.1と1の間)、安定しない限り、完全開放は不可能だということを視野に入れながら、徐々に(決まったジャンルの) 企業の開業が許可されていく。4月25日から5月1日にかけての連休の間の人々の移動を防ぐため、「第2段階」を5月3日まで有効とする、という考えだ。
会社
スマート・ウォーキング体制を続行するに越したことはないが、それが不可能なために出勤する必要がある場合は、対人距離を保つこと。会社は従業員にマスクや手袋を支給すること。
店舗
客の入場は順番に。そして入場者数は店舗の面積によって変わる。客同士の接触を防ぐこと。
交通機関
車内が満員になることを防ぐこと。バス、地下鉄などでは対人距離のルールを特に意識すること。なるべく、一列につき一席だけを利用するように。
バールやレストラン
現状況では、飲食店の再開はまだ先のことになりそうだ。良い季節を迎えようとしている時にこそ、ウィルス感染の一番の原因となる「人々の集合」を阻止する必要がある。再開してもバールのカウンターでは飲食禁止、テーブル席では対人距離を保つこと。ウェイターが通ることも計算して、テーブルとテーブルの間は最低2メートル空ける。
クラブ、映画館、イベント
クラブ、ダンスホール、映画館、劇場、集会は、最も感染の危険があるとされている(室内や行列で他者との接触を防ぐのは難しい)。映画館や劇場が再開した際には、客を徐々に室内へ案内すること。劇場の平土間席などでは1メートル以上の間隔を保つこと。
ダンスパーティーやコンサートなどのイベントが許可されるのは、たとえマスクの装着を義務にしたとしても、今のところは厳しいだろう。