「パンテオン神殿」を知っていますか?

 イタリアでは今ようやく、州を越えての旅行ができるようになりましたね。この夏休み、皆さんはどの州に行ってみたいですか?

ここに、ミラノの高校2年生、竹田翔(しょう)君が書いてくれた素敵な文章がありますので、ご紹介します。

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5月18日から州内でできることって何? 6月3日から欧州内なら国境を越えることができるらしい!!

 5月18日から、友達に会ったり、バールやレストランに自由に行ったりできる。州内であれば車・バイクでの移動もOKとなり、海、山、湖などの別荘に移動することも可能。散髪もよし、エステもよし。自転車に乗り、屋外でのスポーツよし。公園に行ってベンチに座るのもよし。ミサの参加もOK。ただし1メートルの対人距離は保つこと。室内でも、人が多ければマスク着用必須。体温測定が要求された場合は応じること。衛生省による情報を常にチェックし、感染者数を意識すること。

対人距離

 公共の場での集合は禁止だが、プライベートなら自宅などに人数制限なしで集まってよし。ただし対人距離を保ち、集まる人数など、責任を持って各自判断すること。

再開の日にち 今後の状況によって変更される場合もあります。

 5月18日:小売店・バール・レストラン・美容院・海水浴場・屋外のスポーツ施設・美術館など。チームトレーニング再開。宗教的イベントにも参加可能。感染者数が上昇した場合は変更の可能性あり。

 5月25日:ジム、プールに行けるようになる。州によって再開の日にちが早まる可能性あり。

 6月3日:他州への移動が可能に。つまりイタリア全国への移動ができるようになる。欧州内に関しては国境を越えることもできる(行き先の国による)。14日間の隔離なしでイタリアに戻ることができる。

 6月15日:映画館や劇場、子供向け施設が再開。

自己宣言書は必要か?

 州内での移動の場合は必要なし。他州に移動する時には必要。他州への移動が認められるのは「仕事・健康・急務・緊急」が理由である場合のみ。緊急事態ではない限り、他州に住む縁者に会いに行くのは禁止。「理由が上記に該当しない」と判断された場合には400€~3000€の罰金。隔離が命じられている場合は外出禁止。違反すれば告訴される。

別荘に行ってもいいか?

 州内であれば別荘に行ってよし。他州の別荘には緊急事態でない限り移動禁止。緊急事態で他州に移動する場合は自己宣言書を携帯し、滞在は問題解決に必要な期間のみ。違反の場合は罰金。

美容室毎日営業可能

 美容室やエステサロンは18日の月曜日から、日曜日を含めて開店可能。客は予約でのみ受け入れ可能。対人距離を守ること。店は常に消毒し、手の消毒液のディスペンサーを準備する。店員はマスクと手袋を着用。美容室では客のカット前のシャンプーを義務付ける。エステサロンではアエロソルの使用はなるべくしないように。常に消毒すること。

バール・レストラン・パティスリー・アイスクリーム店のルール

 バール・レストラン・パティスリー・アイスクリーム店では、客が対人距離を保てるようにすること。そのために、店の外にも席を作ってよし(店がそのための税金を要求されることはない)。店員は手袋とマスクを着用。客は着席の時以外はマスク着用。

ミサに参加の場合はオンラインで予約

 ミサには入場制限が為される。信者はマスクと、できれば使い捨て手袋を。教会の入り口には消毒液のディスペンサーが置かれる。席は指定席。参加するにはオンライン予約を。聖体拝領は使い捨て手袋やピンセットを使って行われる。聖水盤は空のままで。

美術館

 入場制限あり。予約した方が良い。常に消毒を。ビジターの対人距離は1.5メートルであり、対人距離について常に放送を流すこと。それが守られるように警備員をつけること。オーディオガイドやタッチスクリーンの使用は禁止。

ジム(シャワー禁止)

 5月25日よりジムやプールに行って良い。設置器具、公共の場、控え室、待合室は常に消毒。対人距離は2メートル。できれば、既に着替えた状態でジムに行くこと。終了後はシャワーは浴びない。着替える場合はビニール袋に汚れた衣類を入れて、そのまま持って帰ること。

映画館・劇場

 6月15日より映画館・劇場が再開。入場は順番に、席は指定席のみ。予約はオンライン、支払いはカードで。席と席の間をあけたり、1列あけたりなど、座席で対人距離が保てるように工夫。立ち見は禁止。係員は常にマスクと手袋を。

集合(屋外は禁止)

 縁者の他に、友達同士の集合もよしとする。ただし屋外の公共の場での集合は禁止。自宅では人数制限無しで集合可能。各自で責任を持って判断する。体の弱い人や、お年寄りなどがいる場合はマスクを着用すること。

商店

 スーパーや薬局と同じく入場制限あり。入口やレジのそばに消毒液ディスペンサーを。なるべくカード払いを。服の試着の際は手袋着用。店員はマスクを着用。人の密集を避けるため、開店時間を延長することが可能。デパートなどは入口で体温測定をする場合がある。37.5度以上の熱がある者は入場できない。

6月3日以降の旅行

 6月3日より外国に行ける(イタリアからの入国が許可されている国にのみ)。国によっては隔離が命じられる。ただしイタリアに戻ってくる場合は、14日間の隔離は義務ではない。船、飛行機、車での国境越えもOK。船、飛行機に乗る場合はその会社のルールを守る。乗船前に体温測定が為される。機内ではマスクを着用する。

サマースクール

 6月より、3~17歳のサマースクールなどの再開。入り口では手の消毒と体温測定が為される。

RIPRODUZIONE RISERVATA ©️CIAO JOURNAL

イタリア、コロナウィルス厳戒態勢「第2段階」。店舗、会社、娯楽に於ける新しいルール

●イタリア、5月3日まで閉鎖続行。
●開放後の活動開始は徐々に。ただし1メートルの対人距離は保ったままでいること。

●感染力(R0)が0.7~0.5に下がるまで厳戒態勢を維持。

※R0基本再生産数。1人の感染症患者が何人に感染させるかを表す数

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